2011年 12月 08日
「思い込み」と「頭のかたさ」と「視界のせまさ」 |
13年間の付き合いだった軽トラックとさみしくサヨナラ。
昨日やって来た車は普通車で、当たり前だが軽トラより長い。
軽トラはずっと野ざらしだったのだが、今回はちょっと色気を出して屋根の下に
置くことにする。
で、予定の屋根下に普通に車を入れてみるとお尻が出てしまった。
で、ぎりぎりまで前進してみる。でもまだ20センチ屋根からはみ出る。
で、歌番組のTVにかじりつく娘を呼んで「前を見てくれ」と頼む。
で、手のひら同士の幅で車の鼻と壁との幅を教えてもらう。
娘が「もういいよ」というところより更に数センチ進んで終了!
最終、屋根の端と車のお尻が一直線の場所まで入れることが出来た。
と、ここまで来て、屋根の端を見上げながら思いつく。
「こんなことをするより、屋根を自分で伸ばした方がいいんではないの?」
屋根下の荷物を移動したり、何度も乗り降りして、あとどれくらい前に
出れるかを確認したりした約30分間、
そんなことはまったく頭に浮かばなかった。
私は木工屋で簡単な小屋程度は図面を描かなくても作れる。
波板で1メートル程度の屋根を追加するくらい半日もかからない。
若いとは言えない年齢になって
「思い込み」と「頭のかたさ」と「視界のせまさ」
これらには気をつけているつもりでいた。
そのことをすぐに忘れることも歳と油断のせいとも言える。
そんな自分に苦笑して、笑いながら家に入ると、娘が
「なに?」
と聞いてきたけれど、小学5年生には説明しにくいので
「さっきはありがとう」
とだけ言っておいた。
軽トラくん、今まで本当にありがとう。
レガシーくん、これからよろしく。
温もりのある木を使って
世界でひとつの贈り物をお作りします。
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木の谷のトヨモク
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by toyomoku
| 2011-12-08 06:12